●制服と三つ編み・私服タイツの望さんの図

『望さんのデート』の巻
| 『Bambina』Top | ギャラリー |



●2008.03.14 公開(2004.02.04 初公開)



●『望さんと三つ編みの事』



●『うぃーっすっ!お待たせしたかなっ!』

彼女は誰なのか、と言うと、『望さん』ではありませんか。

望さん:今日は学校と部活がお休みの為、彼氏とデートにでかけました。
私が通っている学園での校則は、 『おでこは出して三つ編み』 『髪を切ってはならない』 『ショートカット厳禁』
学園の女子生徒は幼稚園児から高校生まで全員三つ編みなのです。

いつもの三つ編みは可憐な印象なのですが、髪型が代わるだけで印象がガラッと違って見えてますね〜。(^^;



●この前の事、彼が『望、今度の土曜日時間空いているかな・・・』
と言って来るので、この日は部活もお休み。彼も学校には用事がないみたい。

望さん:『あぁ、大丈夫。で、どこか連れて行ってくれるの?』
望さんの彼:『えっと・・・この前、結局行けなかったところにしようよ。』
望さん:『あっ、さてはその日はホワイトデーだから、そんな事を言って来たのかな〜』


望さん:実は、ここで改めて言うのですが、わたし達の学校は、小中高生は全員、スクールバスに乗って登下校をしているのですが、学校では授業、部活が終われば、即バスに乗らなければいかない規則でして。つまり放課後は、自由にどこでも寄り道はできないのです。
もちろん彼とはなかなか、デートの予定も難しいんです〜。(涙)
今日までの道のりは果てしなく、かなり真剣になってましたよ。今日こそは・・・を狙っています!



●望さん:『○○くん、かっこいい上着を着て来てね。』
望さんの彼:と・・・言うものの、オレは何を着て行けばいいのか、迷っているんだけど。
その日の、望は当然だけど、髪は三つ編みではなかったから、なんだか見慣れない望の表情に照れてしまった。

『あぁ・・・望、今日はかわいいね。』

と、ほめてあげると、すっごい喜び方・・・(って、そんなに大きな声ではしゃいで恥ずかしいぜ・・・)
オレは制服がブレザーだから、他に着るものは普段着ばかり、結局兄貴のジャケットを借りて来たんだ。
『こんなのでどうしようか』と思ったけど、
望が『わたしのお願いをきいてくれてうれしかったなぁ。』と、喜んじゃってるよ〜。

望は寒がりだから、色々と着込んじゃっていて、足元は学校用のタイツまで穿いて来てた。うーん・・・こういう時は柄ものの方が、大人っぽく見えるんだけどな、でも、今日の望は特別に可愛い・・・

どう言う訳か、目の前の『望』は『望』ではなく、目がかすんでいるのか、制服に三つ編みの『望』がくるりと振り向いたように見える。反動で宙に浮く三つ編み。
今日はいつもの『望』ではなくて、違う女の子とデートしているみたいだよ・・・

●『今日はどういう服を着ていこうかなぁ〜』

彼と合う前の事、望さんは久々のデートなので、張り切ってます。鏡の前でどうやら悩んでいる模様。いつも何気なく学校のある日は毎日結んでいる三つ編みは小学生の頃から結んでいるので、時間にすればほぼ3分、ところが慣れていない髪型にしようかな、と悩む事、小一時間・・・

お洋服も、制服にはないチェック柄スカート、可愛いシープスキンブーツを履きました。あ〜時間がないっ!!タイツはとりあえずいつものタイツでいいや、でも今日は新しいタイツを用意しました。

くまさん:ううう〜『いつものタイツでいいや』、だなんていやですね〜・・・望さんにはぜひ、勝負タイツには気を使って欲しいっす!

と、ついつい、そういうところに想像してしまう、『くまさん』です。(^^;

●望さん:余談ですけど・・・わたし達の高校には、今では、その校則もなくなったのですが、『男女の1対1の交際は、誤解を招くので慎む事。』という項目がありました。
『誤解を招く』というあたりが、なんだか妙な違和感を感じる文章ですね。





●『2人の人生』






●私服タイツの望さんの図

●望さん:今日は学校と部活がお休みの為、彼氏とデートにでかけました。
前回の『望さんと三つ編みの事』の続編などを。

●望さんの彼:『えっと・・・この前、結局行けなかったところにしようよ。』
望さん:『あっ、さてはその日はバレンタインデーだから、そんな事を言って来たのかな〜』

二人は電車に乗って、彼が行きたがっている場所へ向う事にしました。

望さん:『今日は良い天気ね。電車だなんて何年振りかな。』
望さんの彼:『あ、望は電車は久しぶりか。オレの部活対抗試合じゃ、なかなか(スクール)バスは出してくれないから、いつも電車で移動さ。』

プラットホームに着いた電車、私達は土曜日の昼下がりの電車に乗り、彼が行きたがっている目的地へと向うのです。車内はラッシュアワーではないので乗客は疎らです。



●望さん達が乗り合わせた電車内には年齢的には40代かと思われる夫婦が、シートに隣り合わせに座っていました。

夫:『....。』
婦人:『(ころ合いを見て)おじいちゃんって若かったんだね。』
夫:『あぁ、おやじは考えてみれば、気が若くておふくろがいつも困っていたんだったな....』

この夫と、妻とは倦怠期を向かえている、と言うムード。婦人は日頃から夫を気づかう事は少なかった、けれども、日々の夫と立ち降るまいとは異なる昨日の葬儀は、普段の夫とは違い、ふと出会って間もない頃を思い出すのでした。

発車とまもなく、高校生ぐらいの背の高い男の子と髪の長いミニスカートの女の子のアベックが、この夫婦の席のそばにやって来た。二人ともまだ若く、男の子はひろっとした風貌、身長の高さばかりが目に入る。女の子は、短いスカートにも視線が運んでしまうような挑発振り。
(あ・・・黒いタイツには気にもならないようですね・・・)

改めて車内を見わたすと、奥の方に乗客は2、3人ぐらいで空いている状態です。



●望さん:『○○くん、かっこいい上着を着て来てくれてうれしいっす。』
望さんの彼:『て、言うかオレは何を着て行けばいいのか、迷っていたんだけどさ。』
今日の望さんは校則規定の三つ編みではないので、彼はなんだか見慣れない望さんの表情に照れてしまったのです。

望さんの彼:『あぁ・・・望、今日はかわいいね。』
(と、ほめると、すっごい喜び方・・・そんなに大きな声で電車ではしゃいで恥ずかしいぜ・・・)
望さんの彼:『お、おい・・・人が見ているぜ・・・』
望さんはふと何げに向いに座る夫婦に初めて気が付きました。

望さん:『あ・・・・』
望さんは自分のはしゃぎぶりに改めて気が付いたのか・・・いきなりシーンとするのです。

望さんの彼:『望、次の駅だ、降りようぜ。』

二人は早々と電車を降りるといなや、彼氏は望さんの何かを思い出し爆笑するのです。

望さん:『うんもぉ〜何がおかしいのぉ〜!!』

望さんは、その理由を察して、二人とも笑い出すのです。



●電車内はまた静かになった。

婦人:『あの女の子、わたしたちの指輪を見ていたわね。』
夫:『あぁ・・・あの女の子、彼氏とつき合って時間が短いのだろうか、どうも彼氏に気を使っているみたいだったけどな。』
婦人:『私達の指輪を見て、将来の事とか考えていたのかも。』

夫:『オレ達も最初はあのような感じだったじゃないの?』
『最も、オレが高校生の時って、男女交際はうるさく言われていたし、それにあの男の子みたいな余裕もなく、なんだか緊張していたかもな。』


電車内は、また静かな表情を見せてます。婦人は夫のズボンに指で突っ突いて、何やら若い女の子のような仕草をしだすのです。

婦人:『あなた、こういう天気の良い日って、どこかに行きたいわね。』
夫:『あぁ・・・こういう日は車 に乗っていればドライブ日和なんだけどな。次の駅に海岸があるんだ、どうだい降りようじゃないか。』



●望さん:余談ですけど・・・わたし達の高校には、今では、その校則もなくなったのですが、『男女の1対1の交際は、誤解を招くので慎む事。』という項目がありました。
『誤解を招く』というあたりが、なんだか妙な違和感を感じる文章ですね。





●(この内容は当然ですが『フィクション』です。)




*今回の作品の御感想をお待ちしております。

| 『Bambina』Top | ギャラリー |

サイト、イラストに関するご意見、ご感想はくまさんまでお願いいたします。
このサイトのイラスト、画像、文章のすべては『くまさん』にあります。
作品の無断転載はお断りします。

Copyright(C) by kumasan All rights Reserved.Unauthorized duplication or distribution is strictly prohibited.