●ホタルを見た子供

『小さな光』
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●上記のイラスト解説。
『小さな光』

日がすっかり沈み、段々回りは真っ暗になってきました。
風のない、今にも雨が降り出しそうな今夜、川岸に近くでホタルを見た子供がいたので、早く行かなくちゃと、うずうずする気持ちが高鳴り、山道に数日だけ現れるホタルを今夜こそ見たくて、飼い犬を連れて僕は家を出ました。

時間は午後9時、見られるポイントには何もなく、回りが暗くて今にも暗闇から何かが出てくるのでは?
犬の『クウ〜ン』と言う素振り、『あそこを見てよ』と言わんばかりに僕に訴えると、ほのかな薄くて、蛍光色の広がる幻のような光が飛び交うのです・・・きれいな光りを眺めていて、ちょっぴり怖くはなりましたが。
すると、なぜか一匹だけ、僕の方に飛んでくるではありませんか。

もう少し手を伸ばせば・・・
手に採りたくても採ってはいけない、と言われているので、ホタルの光だけを眺める事にしてました。

ホタルの語源:ホタルは星垂る、つまり星が垂れると言う意味からの説があり、 ホタルということばが生まれたのだと言われます。

ホタルはいつ頃見られるのでしょう?
例年、6月上旬から7月上旬の間に成虫のホタルの飛翔を見ることができます。羽化した成虫のホタルはエサを食べず、わずか2週間の命です。静かに見守ってあげましょう。


(2003.07.22)

*今回の作品の御感想をお待ちしております。

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