●ペロペロチョコを手にして佇む真裕さんの図

『真裕さん』の事・続きの巻
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●2006.03.17公開
2006.03.17イラスト1点追加

●『真裕さん』のプロフィール。

名前:桃井 真裕
学校:星心女子高校

『真裕さん』と彼氏を巡るショートストーリー・Bambina 2006バレンタインギャラリー最後の内容です。
もう3月なのにバレンタインデーの事を切り出すのは・・・(^^;

●内容はノベルとの共用タイプになっております。



●今日は『バレンタインデー』なる日。



今日は『バレンタインデー』なる日。

『真裕』には、ずっと思っていた事を告げなくては・・・
オレはバレンタインデーに真裕に合う事を約束をしているのに、何故か、この日がちょっとだけ不安だったりする。
また最近はしばらく、『真裕』はバレエの練習に集中しているらしく、なんの踊りをしているのかさえも教えてくれない。
それゆえに『真裕』の事が気になってしまっている。

『○○くん、バレンタインデーの日は予定空けておいてね。』
『真裕、どこに行けばいいんだ。』
『それじゃ、国道沿いの中央公園、テニスコートそばのベンチで待ってる。学校が終わったらすぐに行くからね。(^^)』

なんて言いながら、その日の真裕は笑っていた。
でも・・・練習続きの真裕は約束の時間、その公園に来てくれるんだろうか・・・

しかし・・・バレンタインデーの日の夕方、中央公園ヘ向うバスに乗ったオレはそれから数分後に困ってしまった出来事が発生した。
道路工事と渋滞で道が先へ進まない・・・

『うあわ・・・全然先へ進まない・・・』
いつもあれば、こんな道は10分で過ぎていくのに・・・到着まで1時間も過ぎてしまった。
な、なんて最悪な・・・


夕日が刻々と沈みかけようとする空。
中央公園、テニスコートそばのベンチで待ってる『真裕』はいなかった。
もう帰ってしまったのだろうか・・・
もうちょっとぐらい待ってくれたら・・・
『真裕』に対して悪かった意識が出かけていたのだ。


『真裕!』

オレの後ろから真裕の姿が見えた。
『真裕』は待っていてくれたんだ!
相変わらず学校の制服姿、学校からすぐ駆け付けてくれたと言う事だけでとてもうれしくなっていた。
『真裕』はいつもは見せない仏頂面で怒っているようだった・・・
真裕の怒った顔だなんて、あまり見た事無かったし・・・
あぁ・・・ご、ごめんよぉ〜!!待っていてくれてすまないっ!
オレはいつも真裕の顔を見るといなや、もうどうしようもないほど遅れた事にすまない気持ちでいっぱいだった。



『○○くん、遅すぎっ!』
『いやぁ・・・工事と渋滞でさぁ・・・ここに来るまでに1時間もかかっちゃってさぁ・・・』
『言い訳するのなんて男らしくないっ!』
(ひ、ひぇぇぇ〜!!)


突き放すかのように相手にしてくれない真裕は公園の出口へと向おうとする。

『ち、ちょっと待ってくれよ!謝っているのに、こっちの言う事も聴いてくれよぉっ!』

オレがそう言った瞬間、真裕はくるっとターンをするように回ってオレの顔をじっと見る。
(あぁ、回転は得意だったんだ)
『一つ、聞いてもいい?』
『なに?』


『バレンタインデー、チョコだったっら何でもいいかな?』
『えっ?』

意地悪そうな子供のような顔(上記イラスト左図参照)をしている真裕から小さなものを手渡された。

『じゃ、はいこれ、これでもチョコよ。』

真裕から手渡されたのは50円ぐらいのペロペロチョコ、そのパッケージにマジックでメッセージが書かれていたのだった・・・

『いつもありがとう 色んな意味で まゆより』

『色んな意味で』
とは、どういう意味???
でも、オレは真裕が許してくれた事そのものにホッとしてしまった事にこれで終わった、と安心しかけていた。
どうもベソまでかいてしまっていたのか、格好悪い。

『○○君、わたしからのチョコはこんなちっちゃなものじゃなくてよ。』
『○○君が来てくれなかったら、本当にどうしようかと思っていた。』
真裕はカバンから大きな包みを取り出し、改めてチョコをもらったのだった。

『真裕の手作りチョコにチャレンジなりー!』

あぁ・・・よかった、よかった・・・オレは救われた・・・

すると、先ほどの意地悪そうな顔でなく、いつもの真裕の顔に変わっていた・・・

夕日が沈んでいく、公園は周りが暗くなって来た。



真裕。

オレはいつも真裕を見るたびに、もうどうしようもないほど真裕が恋しくなってしまう。

夕日の陽射しを浴びて真裕の顔を見ると髪の毛が金色に光っている。

愛してる





涙が出そうになった、なんて、恥ずかしくて言えない。

君が一番大好きな人になっている・・・




●ここより『真裕さん』の回想シーン。

『真裕さん』:『うえぇぇ〜ん、きっとイヤな女じゃないかと思われたら、こんな演技したくなよぉ。』

『本当は、本当は待ち合わせ場所をこの公園に選んだのは、彼がバスに乗ってくる事を考えて、公園に辿り着くのに工事で遅れる事を知っていたから選んだの・・・』

『でもでもでも〜、これぐらいにしないと彼がわたしの事をどれほど真剣なのか、確かめたくて、確かめたくて・・・』

『ひょっとしたら・・・来てくれないかと思うと・・・どうしようかと思っていた。(泣 』(上記イラスト右図参照)

『これで、彼はわたしのもの、もう絶対に離さないんだからね。うふふっ〜〜!!』



●(作者 註)

えっと・・・ですね、真裕さんの彼氏の『○○君』には具体的な名前を決めておりません。
ご覧いただいた方々、皆さんのつもりでお読みいただければ幸い。
(本当はここまで詳しく書く必要もなかったような気がしているんですけどね・・・(汗)



真裕さんと、この彼氏ですが、
真裕さんの着ている制服からしまして
私立女子高風なので女子高に通っている、
と、言う事を考えてます。

ならば、この彼との接点はどうするのか?

最も、同じバレエ教室に通っている
と、言うのはあまりにもベタ過ぎますね。


幼馴染み、と言う事を考えてますが、いかがなものでしょうか?

この続きはいつか次回への伏線として続くのでした。(^^;

(なんだい、また続くのか?!)
(くまさん)



●(おわり)




*今回の作品の御感想をお待ちしております。

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