●『禁じられた言葉より』

『タイツ世代黄金期』
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●2011.01.24イラスト1点公開



●上記のイラスト解説。
●今年最初の更新は様々なタイツスタイルは最もですが、イラストの中に描かれる人物の世界感、あるいはその人物の中の事を少し広げてみようと考えてみました。
もちろんながら、それ以上は深く追求はしません。

このイラストのモチーフは、『ウルトラマン』第33話『禁じられた言葉』(放映日:昭和42年2月26日)に登場した人物を参考にしたものです。
(フジ隊員・フジ隊員の弟サトル)


サトルの穿いている紺色タイツが印象的でした。うらやましい(苦笑

なお、この番組をリアルタイムで観ていた言う訳でもなく、後年に放映された番組再放送やビデオレンタル化の際に何度も確認しました。

航空ショーの見学に来たハヤタ・フジ・フジ隊員の弟サトル。
これまでフジ隊員に弟がいた、と言う設定はありませんでしたのでいきなりの感がありますが、とにかくこれが初登場と言う事になります。
番組ではこれまでホシノ少年が登場してましたが、第24話を最後に養成所へ行ったと言う事になってました。
番組内でのタイツ少年は弟のサトルとホシノ少年と混同していた訳です。(^^;

●番組でのあらすじは以下のとおり。
航空ショーの見学に来たハヤタ・フジ・フジ隊員の弟サトル。
どこからともなく聞こえる声。「飛行機が空を飛ぶのは当たり前だ。」
そして、タンカー船が空を飛んできた。
声の主はメフィラス星人、メフィラスはハヤタ・フジ・サトルを監禁。
サトルを地球人の代表として勝手に選び、メフィラスはサトルに『地球をあなたにあげます』と言わせるために手を尽くすのだが。


ウルトラマンとメフィラスとの戦いは一騎打ち

メフィラス:『よそう・・・。ウルトラマン、宇宙人同士が戦ってもしようがない。
私が欲しいのは地球の心だった。
だが、私は負けた。子供にすら負けてしまった。
しかし、私は諦めたわけではない。』


ほぼ互角というよりウルトラマンよりも凌いでいたし、徹底的に戦えば結果はわからなかったに違いない。
しかし、メフィラスは『紳士』だっだ。
無益な戦いを続けるほど愚か者ではなかったのだと。


『ウルトラマン』では毎回、巨大ヒーローと怪事件処理専門のチームが連携し、地球のどこからかやって来る怪獣や宇宙人たちと闘う、というコンセプトの特撮番組で、当時の子どもたちに人気を博した。
なお、数十年後に番組内での特色として、紳士的なメフィラスの事を特記したコラムを見かけたり、巨大フジ隊員についても創作芸術として作品を制作した作家等を見かけていた。
さすがに、タイツ少年についてはスルーだったけど。(^^;
それにしても戦いの場面が中途半端であったり、妙な部分で印象を残したものである。
それなりに大友には忘れがたいエピソードであったのだろう。


*33話登場宇宙人
悪質宇宙人メフィラス星人
宇宙忍者バルタン星人(三代目)
凶悪宇宙人ザラブ星人(二代目)
誘拐怪人ケムール人(二代目)
巨大フジ隊員


放映日:1967年2月26日
脚本-金城哲夫
監督-鈴木俊継
特技監督-高野宏一


(2011.01.24)




*今回の作品の御感想をお待ちしております。

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